WordCamp Osaka 2018 に当日スタッフとして参加してきました

6月2日に関西大学梅田キャンパスで開催された WordCamp Osaka 2018 に当日スタッフとして参加してきました。
ついでに、大阪観光もしてきました。

6月1日:大阪観光

松本から高速バスで大阪まできました。
電車で名古屋まで行って乗り継いだ方が早いのですが、私は特急しなのの揺れが苦手で耐えられません。
大阪に着いたらノープランで歩き回ってましたが、結構楽しかったです。

写真撮ってませんけどはなだことかいうお店でたこ焼き食べました

おしゃれなビル
エスカレーターでは皆右側に乗っていました
梅田
東通りの商店街にあるお店の半数以上は無料案内所
一蘭のラーメンは2回替え玉したが…

ホテルに戻って少ししたらお腹がピーピーでした

6月2日:WordCamp

WordCampはとても盛り上がりました!

お世話になった方やはじめましての方、多くの方とお話できました
グッズもたくさんもらいました

スタッフとしての参加ですがセッションもいくつか見られました

懇親会の写真は撮るの忘れました

二次会もあったみたいですが、前日に調子こき過ぎてお腹の調子が悪いのと、WordCampでも調子こき過ぎて周りに無礼を振り撒いてしまったので、自重して寝ます。

ありがとうございました。

おやすみなさい。

安心して WordPress を利用するためのライセンスの話

4月28日に松本市のコワーキングスペース「SWEET WORK」で開催した WordBench Nagano vol.18 でライセンスの話をしました。

自分自身、登壇したことでとても勉強になったので、内容を整理したいと思います。

オープンソースソフトウェア (OSS) について

オープンソースソフトウェア (以下 OSS) とは、目的を問わずソースコードを実行、調査、複製、再頒布、改変できるソフトウェアのことです。
目的を問わないというところがミソでして、営利目的でソフトウェアを販売したり軍事目的でソフトウェアを実行したりできるわけです。
ソフトウェアのソースコードが公開されているだけでは著作権によって利用が制限されるため、OSS にはなりません。ソースコードをオープンソースとして利用するにはオープンソースライセンスが必要です。
オープンソースライセンスとは、ソースコードの利用に対する許可または許可証のことです。
オープンソースライセンスには、ソースコードの著作権情報や利用条件等の内容が含まれています。

WordPress と GPL

WordPress に適用されているライセンスについて

WordPress は OSS であり、代表的なオープンソースライセンスのひとつである GPL が適用されています。
GPL では基本理念として、以下に挙げる4つの自由を保証しています。

  • 実行する自由
  • 研究する自由
  • コピーし共有する自由
  • 改変する自由

自由というのは、これらのことをしてもいいししなくてもいいという意味です。
そして、これらの自由がすべての利用者に与えられるように、コピーレフトという手法を採用しています。ソフトウェアを再配布する際には、同じライセンスを適用しなければなりません。
コピーレフトは、利用者の自由を保証するために著作権を使います。
著作権表示も、ソフトウェアを配布するのに必要です。著作権表示には、著作権のシンボル(丸の中にC)か、“Copyright”  という表記が必ず含まれます。
また、ここでいう配布とは、一般公衆に利用可能とすること等を指し、Webサービスとして実行することやクライアントに納品することは含まれません。
つまり、WordPress を使ってWebサイトを制作するからといって、ソースコードの開示や WordPress の著作権表示が必要になるわけではありません。
しかし、私のサイトではフッターの “Proudly powered by WordPress” という表記は消さないようにしています。
これには “Copyright” の表記も含まないため、そもそも著作権表示でもありませんが、WordPress に同梱されている readme ではさりげなく https://wordpress.org/ へのリンクを推奨しています。
減るものでもないし、これくらいの表記は残してあげてもいいんじゃないかなと思います。

100%GPL とスプリットライセンス

GPL はソフトウェアに対して適用されるため、WordPress のテーマに同梱される画像や css のようなファイルには適用されません。
PHP 以外のファイルには、どのようなライセンスでも適用することができます。
配布するすべてのファイルを GPL もしくは GPL 互換のライセンスにすることをWordPressコミュニティ内では 100%GPL と呼び、強く推奨しています。
逆に、ファイルによってライセンスを使い分けることをスプリットライセンスと呼びます。
WordPress のテーマ等をスプリットライセンスで配布することは、法的には問題ありません。しかし、スプリットライセンスにして PHP 以外のファイルに GPL より制約の厳しいライセンスを適用すると、GPL が保証する4つの自由の良さが薄れてしまいます。
100%GPL を推進するため、WordPress.org へ掲載するテーマやプラグインは 100%GPL であることが条件になります。また、WordCamp や WordBench 等のイベントで登壇する場合も、配布・宣伝しているすべての WordPress 派生物が 100%GPL である必要があります。
WordPress は GPL だったからこそこれほど発達したと、創始者の方も仰っていたそうです。
配布するファイルには 100%GPL を適用しましょう。そして、100%GPL で配布された WordPress 派生物を安心して利用しましょう。

まとめ

  • WordPress は、どのような目的で実行、研究、コピーや共有、改変しても良い。
  • WordPress 本体、テーマやプラグイン等を配布する際は、GPL を適用して、利用者の自由を保証しなければならない。
  • WordPress 派生物は 100%GPL 推奨。

参考

WP Mail SMTP を使って Mailgun (SendGrid) からメールを送ると文字化けする

文字化けした経緯

WordPress から送信されるメールを Mailgun で送信するために、WP Mail SMTP というプラグインを使ってみました。
ドキュメントのとおりに設定を進めると、WordPress からのメールが Mailgun 経由で送信されるようになりました。
届いたメールを確認してみると…なぜか本文が文字化けしていました。
メールヘッダを見ると、Content-Type: text/html; charset="ascii" となっています。
※ちなみに、Gmail でメールを受信した場合は、文字コードの指定が間違っていても勝手に修正して表示されるようです。

原因はプラグインのバグ

プラグインのソースコードを見ても charset を指定しているところがなかったので、調べるのにかなり時間がかかってしまいましたが、原因はプラグインのバグのようで、GitHub に Issues があがっていました。
SendGrid でも同じ現象が起こるようです。
また、やり取りを見る限り、バグの修正版は4月上旬にリリースされるようです。

本家のプラグインなら文字化けしない

もっと調べてみると、Mailgun がオリジナルのプラグインを公開していて、こちらでは文字化けは起こりませんでした。

Mailgun for WordPress

SendGrid のプラグインもあります。

SendGrid

修正版が公開されるまで待っていられない方は使ってみてはいかがでしょうか。

WordBench Nagano Special 2018 !!! に実行委員として参加しました

2月3日に松本市のコワーキングスペース「SWEET WORK」で開催した WordBench Nagano Special 2018 !!! に実行委員として参加しました。
去年のSpecialもそうでしたが、今年もスピーカーには豪華なメンバーが勢ぞろいしていました。豪華すぎて一回のイベントにまとめてしまうのがもったいないと思ったくらいです。

イベントの反省

私はイベントの準備ではほとんど何もできなかったんですが、当日は司会をやらせていただきました。
司会では、時間の管理がうまくいかず、進行が予定より大幅に遅れてしまいました。元々かなりタイトなタイムテーブルだったので、質疑応答の時間等でもっとしっかり時間調整するべきだったと思います。しかし、50人という規模のイベントで司会を任せてもらうことなんてめったにないですし、大勢の方に顔を覚えてもらえたのでとても良かったです。

セッションの感想

セッションの後にLTをやることになっていたせいか、セッションの内容よりも、スピーカーの方々のプレゼン力の高さが印象に残りました。
エヴァ風のスライドを使ってたり、デモを挟みながら説明したり、皆さんそれぞれのスタイルがあってとても面白かったです。
特に、ハムさんのセッションは最高で、ぬるぬるのアニメーションを使ったスライドは、見ていて思わず踊り出したくなるほどでした。めちゃくちゃ格好良かったです。
そして、このセッションを見て私が目指すプレゼンのスタイルも見えてきました。
それは、スライドの映像と自分の身体の動きをリンクさせてPerfumeのライブのように表現するスタイルです。
これが完成すれば、誰にも真似できない最高のセッションになると思います。

懇親会

懇親会もたくさんの方に参加していただき、大いに盛り上がりました。
sweetの美味しいパンはもちろん、大阪の人が会場で作ったたこ焼きや、いろんな人が持ち込んだお酒もありました。
いろんな方に声をかけていただき、お話できて良かったです。
そして、懇親会ではLT大会もやりました。
私もLTで四次元の話をさせていただきました。
普段のWordBenchでは3回くらい登壇していて、ちょっとは慣れてきたので平気だろうと思って挑んだんですが、ガチガチに緊張してしまって全然だめでした。
取って置きのネタだったのですごく悔しいです。

感じたこと

このイベントでは参加している人の熱気が半端じゃなかったです。
私は終始失敗を恐れて消極的になっていましたが、白熱している皆さんからエネルギーをもらえました。
ありがとうございました。
そして、至らない私をフォローしつつイベントをまとめてくださったとろゆにさん、至らない私ととろゆにさんをフォローしつつWordBench長野を盛り上げてくださった全国のWordBenchコミュニティの方とWordBench長野コミュニティの方、本当にありがとうございました。

Google Cloud Platform (GCP) で WordPress を運用する様々な方法 2

以前書いた記事「Google Cloud Platform (GCP) で WordPress を運用する様々な方法」から新たな進展がありました。

WordPress on App Engine Starter Project はもう古い

「GAE スタンダード環境で運用する方法」で紹介したインストール手順ですが、2017/11/11 に GitHub の readme が更新されました。

This project is no longer actively developed or maintained.

For new work on this check out A helper command for running WordPress on Google Cloud Platform

このプロジェクトはもはやメンテナンスされていないため、別の方法でインストールするように案内されています。
別の方法としてリンクされているリポジトリは、「GAE フレキシブル環境で運用する方法」で紹介したインストール手順でも使用されています。
つまり、現在は GAE のスタンダード環境もフレキシブル環境も、このヘルパースクリプトを使った運用方法を推奨しているようです。
ネットで紹介されているインストール手順は古いやり方ばかりなので要注意です。

GCE で運用する方法2

前回の記事で、ランチャーを使用したインストール手順を紹介しましたが、ランチャーを使わずにインストールする方法もありました。

CONTAINER ENGINE に WORDPRESS をデプロイする方法

また、推定費用も $4.28~/月 と紹介しましたが、GCE には無料で使えるマシンタイプもあるようです。(以前はGCEに無料枠はなかった気がします)
実は、これらの情報は GCP の公式ドキュメントにまとめられていました。
正確な情報はそちらをご確認いただければ良いと思います。